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AOHAIコラム 雪

2025年1月26日

2024年12月から2025年1月初旬にかけて、青森市は記録的な大雪に見舞われました。積雪量は1メートルを超え、12月中にこの水準に達したのは2021年以来のことでした。この豪雪は市民生活に多大な影響を及ぼし、交通機関の乱れや宅配便の遅配など、様々な問題を引き起こしました。

特に深刻だったのが、ごみ収集の困難です。雪に埋もれた道路は除雪が追いつかず、生活道路を中心に交通渋滞が発生。ごみ収集車の運行にも支障をきたし、定期的な収集が困難になりました。市は豪雪対策本部を設置し、懸命な除雪作業を続けましたが、収集の遅れは避けられませんでした。

この状況は、私たちに日常生活の中で当たり前に行われているサービスの重要性を再認識させました。ごみ収集は、衛生的な生活環境を維持する上で欠かせません。しかし、自然の猛威の前では、そのシステムも脆弱になり得るのです。

今回の経験は、気候変動がもたらす極端な気象現象への備えの必要性を示唆しています。同時に、市民一人一人がごみの減量や適切な分別に努めることの重要性も浮き彫りになりました。災害時にも強い、持続可能な都市づくりに向けて、私たちにできることから始めていく必要があるでしょう。